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■ Beginners Lecture

ここでは、マジックのルールは分かったけど詳しく知らないという人のためのコーナーです。

■ 目次



優先権

あなたが呪文や能力をプレイできるのは、あなたが優先権を有する場合に限ります。
ほとんどのフェイズやステップの開始時に、アクティブプレイヤー(そのターンを進めているプレイヤー)が優先権を得ます。
優先権を有するとき、あなたは呪文や能力をプレイするか、パスすることができます。
あなたがパスすれば、対戦相手が優先権を得ます。
呪文や能力が解決されたあとで、再び、アクティブ・プレイヤーが優先権を得ます。
そのプレイヤーがパスすれば、再び、対戦相手が優先権を得ます。
アーティファクト、クリーチャー、エンチャント、土地、ソーサリーは、あなたのメイン・フェイズであるときに、あなたが優先権を有し、解決を待つ呪文や能力が存在しない場合にのみ、プレイできます。


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スタック

マジックが難しいといわれる原因の一つです。
スタックのルールを覚えることで、ルールに関することで悩むことはぐっと少なくなるので必ず覚えましょう。
  • スタックは、宣言された呪文や能力のうち、まだ解決していないものが一時的に置かれる場所です。
  • 呪文や能力が宣言されたとき、それはスタックの一番上に置かれます。
  • 優先権を持つプレイヤーは、望む限り、スタックに呪文を積むことができます。
  • スタックに積まれている呪文に対してお互いのプレイヤーが優先権を放棄した場合、初めて呪文が解決され、効果を発揮します。
  • スタックは上から順に解決します。
なお、以下のことスタックに積まれないので注意してください。
  • 土地を置く。
  • コストを支払う(生け贄もコストの一部)。
  • 状況起因効果
  • 効果。
  • 常在型能力。
  • 裏向きカードを表向きにする。

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ターンの流れ

1ターンは5フェイズとそれらのフェイズに含まれる10ステップで構成されています。
以下のような手順でターンが流れます。

開始フェイズ  アンタップ・ステップ
アクティブプレイヤー(そのターンを進めているプレイヤー)は自分のタップ状態のパーマネントをアンタップ状態に戻します。
能力やインスタントなどを使う事はできません。
 アップキープ・ステップ
アップキープに誘発する能力を必ず処理します。
能力やインスタント等を使う事ができます。
 ドロー・ステップ
このステップの開始時にアクティブプレイヤーはカードを自分のライブラリーから一枚引きます。
カードを引けない場合、そのプレイヤーは負けとなります。(例外あり)
能力やインスタント等を使う事ができます。
*ゲームの1ターン目では先行プレイヤーはカードが引けません。
 メイン・フェイズ アクティブプレイヤーはソーサリー、エンチャント、アーティファクト、クリーチャー、ソーサリー能力等を使用できます。
戦闘・フェイズ  戦闘開始・ステップ
インスタントインスタント能力を使用できます。
 攻撃クリーチャー指定・ステップ
アクティブプレイヤーは戦闘に参加させたい自分のアンタップ状態のクリーチャーを選び、タップします。
この選択が終わった後に、インスタントインスタント能力を使用できます。
 ブロッククリーチャー指定・ステップ
防御側プレイヤーは自分のアンタップ状態のクリーチャーで攻撃クリーチャーをブロックすることを選ぶ事ができます。
一体の攻撃クリーチャーを複数体でブロックすることも出来ます。
この選択が終わった後に、インスタントインスタント能力を使用できます。
 戦闘ダメージ・ステップ
このステップのはじめにダメージがスタックに乗ります。
攻撃に参加したクリーチャーは、ブロックされていなければ防御側のプレイヤーに、 ブロックされている場合はそれをブロックしているクリーチャーにそれぞれ自身のパワー分のダメージを与えるというスタックに乗ります。
ブロックに参加しているクリーチャーのダメージも同じタイミングでスタックに乗ります。
 戦闘終了・ステップ
「戦闘終了時〜」などの記述の効果が誘発されます。
 第二メイン・フェイズ 「メイン・フェイズ」と同じ事が出来ます。
終了・フェイズ
 ターン終了・ステップ
「ターン終了時〜」などの記述の効果が誘発されます。 インスタントインスタント能力を使用できます。
 クリナップ・ステップ
アクティブプレイヤーは自分の手札が7枚以上ある場合は、7枚になるようにカードを選んで捨てます。 クリーチャーに与えられたダメージを全て無くします。 「ターン終了時まで」とある効果が終わります。 全てのプレイヤーは、呪文や効果を使用できません。

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状況起因効果

状況起因効果はプレイヤーが優先権を得るたびにチェックされ、以下の7つが適用される。
  1. ライフが0以下になると負ける。
  2. クリーチャーのタフネスが0以下になると墓地におかれる。
  3. 致死ダメージを受けたクリーチャーは破壊される。
  4. 複数の対象に影響を与える呪文や能力である場合、それぞれの対象にどう適用するのかを決める。
  5. 適正な対象をエンチャントしていない個別エンチャントは墓地におかれる。
  6. 同名のレジェンドは先に出ていた方のみが場に残り、他は墓地におかれる。
  7. 場を離れたトークンは存在がなくなる。
また、状況起因効果は呪文の解決中にはチェックされない。


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マナの発生

パーマネントによるマナ能力はスタックには載らないので、打ち消されることはありません。
パーマネント以外でマナが生み出される《陰謀団の儀式/Cabal Ritual(TO)》などはスタックに載るので、打ち消される可能性があります。
パーマネントが場に出たときに発生するマナも打ち消されます。


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呪文のプレイ

呪文をプレイしたときの手順です。
  1. 呪文や能力をプレイすることを宣言する。
  2. Xコストや追加コスト、代用コストの支払いを宣言する。「以下の3つから1つを選ぶ。」形式の呪文の場合、どれを使うのかを選ぶのもここで宣言する。
  3. 対象が必要な場合、必要な数の対象を宣言する。必要な数の対象が指定できなかった場合、その呪文はプレイできない。
  4. 複数の対象に影響を与える呪文や能力である場合、それぞれの対象にどう適用するのかを決める。
  5. 呪文や能力が(ダメージやカウンターなどの)効果をいくつかの対象に分割できる場合、分割の仕方を宣言する。
  6. すべてのコストを支払う。追加コストを含めたすべてを支払う。


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エキスパンション

エキスパンションとはオデッセイやトーメントなどのことをいいます。
エキスパンションは大きく分けると大型エキスパンションと小型エキスパンションがあり、大型は350枚前後、小型は143枚前後のカードがあります。大型1つと小型2つが合わさって1つのブロックと呼びます。

■ 基本セット

基本セットはマジックを始めたい人のためのセットです。
この段は古いエキスパンションのカードを集められたセットです。
基本セットは2年に1つ発売されています。

■ スタンダード

これは新しいブロック2つと基本セットを使って戦う環境(フォーマット)でこれよりも古いブロックは使うことができません。
ここで注意しなくてはいけないのはブロックの移り変わりです。 新しい大型エキスパンションがでると2つ前のブロックのすべてのカードがスタンダードでは使えなくなってしまいます。 基本セットは最新の段1つだけしか使えることができません。(現在は第七版)
現スタンダード表
ブロック名エキスパンション名
基本セット第七版
ODブロックオデッセイ トーメントジャッジメント
ONブロックオンスロートレギオンスカージ


■ エクステンデッド

エクステンデッドは下の表のカード使って戦う環境(フォーマット)です。
ブロック名エキスパンション名
基本セット第六版第七版
TEブロックテンペストストロングホールドエクソダス
USブロックウルザズ・サーガウルザズ・レガシーウルザズ・ディスティニー
MMブロックメルカディアン・マスクスネメシスプロフェシー
INブロックインベイジョンプレーンシフトアポカリプス
ODブロックオデッセイトーメントジャッジメント
ONブロックオンスロートレギオンスカージ



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